地に足のついた
仕事を。

YUKIデザイナー
2013年入社

MY STORY

消費を促すだけではなく、社会をより良くするために。

確かにカッコいい。目立つ。でもちょっと違うかも…。美大でグラフィックデザインを学んだ多くの友人たちが、いわゆる広告業界を志望するなか、私が選択したのは企業の「会社案内」や「サステナビリティレポート」など割と堅めのコンテンツを制作するブレーンセンターだった。その理由は2つあった。

一つは、紙媒体、エディトリアルデザインに興味があったからだ。当時、愛読していた雑誌に某トラベルカルチャー情報誌があり、特集テーマごとにさまざまな表現手法が用いられていて、その自由さに心がときめいた。そんな私が学内説明会で出会ったのが、同じ「会社案内」や「レポート」でも1社ごとに硬軟交えて自在に表現手法を駆使するブレーンセンターだった。いろいろな実績を見せてもらい「地味な会社でもこんなにオシャレな表現ができるんだ」と驚いたことを鮮明に覚えている。

もう一つは、手掛ける媒体が地に足のついたものだったこと。確かに「広告」は時代の空気を反映しているけれど、モノを売るという役割のなかで、自分の感性までもが次々と消費され、いつか取り残されていくような漠然とした不安があった(当時はそこまで言語化できなかったけど)。そうした世界と比べて、ブレーンセンターがデザインする情報は、消費を促すというより、投資家と企業が今後の成長を話し合う情報だったり、会社の未来を支える社員を募集するものだったり、環境や社会問題にどう立ち向かっていくかという長期方針など、どちらかというと生産的なものが多い。そんな社会との関わり方に好感をもった。

MY STORY

「ところてん
リーダー」として

というわけで、運よく入社して無事7年目を迎える私だが、その間の試行錯誤は若手社員に任せるとして(笑)、ここでは「こんなこともあるかもよ」という私の実体験を伝えておきたい。「ところてん式にチームリーダーになった私」の話だ。

女性が半数を占める当社では、毎年のように産休に入る先輩社員がいる。私のチームも2年前から一人、二人と産休に入ったことで、なんと私にリーダーのお鉢が回ってきた(会社はきっと「それは違う!」と言うだろうけど…)。ちなみにデザイン部門におけるリーダーは、3、4名のメンバーとともにプロジェクトを請け負い、デザインコンセプトの企画立案から納品までを切り盛りする。メンバーの得意不得意などの力量を推し量りながら各自の役割を明確化し、個々のモチベーションやスケジュールを含めて納品まで管理していくのだ。

ところが「ところてんリーダー」である当時の私には当然ながらそんな力量はない。なので、仕事が溢れかえったり遅延することを恐れて最初はページ数の多い大型案件を避けていたのだが、メンバーは意外とソツなくこなしていく。日によっては、定時を前に仕事が終わることもあった。「ま、最初だしこんなこともあるか?」と思ってみようとしたが、そこはかとない違和感もある。その謎を考えるなかで思いついたのが「私、こんな環境で育ったっけ」という疑問だった。――いや違う。先輩は新入りである私の仕事の能力やスピード感をチェックしながら、いろいろな負荷をかけてくれた。その負荷を一つひとつクリアしてきたことで、今の私がある…。

MY STORY

メンバーの思いを
結集できるリーダーへ

というわけで、ここ1年はメンバーの力量をチェックしつつ、あえて負荷の高そうなプロジェクトにも手を挙げるようにしている。また、経験を積むごとにメンバーのキャラクターや得意技も見えてきた。そのなかでメンバーの適性を見ながら役割を与え、アウトプットされたデザインをメンバーとわいわいがやがや議論していくのはとても楽しい。

リーダーという役割は決して自分が望んだものではないけれど、さまざまな表現手法を作品に結実していきたいという思いは私一人のものではない。力量は異なれど、メンバー一人ひとりも同じ思いを抱いている。であれば、彼らの力を結集して実現していくのもアリかな、と最近は思い始めている。メンバーの力量に立脚した“地に足の着いたリーダー”として、これからも表現の幅を広げていきたい。

ANOTHER SIDE

社会人になってから始めたボードゲームが趣味。仕事以外の時間はほとんどの時間をゲームに費やしている。通勤電車のなかではオンラインでプレイし、週末は地域の社会人クラブへ。また、地方で開催される各種大会に遠征することも。「今は無理ですがアフターコロナになったら海外の大会にも行ってみたい!!」。

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