アウフヘーベン、
という生き方。

AKIYOプランナー
2005年入社

MY STORY

「本質を
追求する」??

「本質を追求する。」…って、いきなりこれは一体何なんだ?ブレーンセンターのWebサイトで<採用>をクリックした途端に目に飛び込んできた巨大な文字。戸惑いつつも、好奇心からメッセージ原稿を最後まで読んでしまった。そして。うっすらとではあるが、そこに描かれていた世界に自分に近しい匂いを感じた。

当時、私の就職活動は迷走していた。以前から市民運動に興味があった私は、1990年代後半の通貨危機などに端を発した新自由主義に対する「反グローバリゼーション運動」への関心もあり、留年覚悟で市民グループが活発に活動していたフランスに1年留学。卒論のテーマにしようと思いつつ、ではそんな自分がどんな職業人生を送ればいいのか、自問自答しては答えに窮する日々が続いていた。公務員?NPOやNGO?という選択肢が浮かんだが、一方で「本当にそれでいいのか?」という思いも払拭し切れずにいた。

そんな時に出会ったのが「本質を追求する」と宣言するブレーンセンターだった。曰く、「サステナビリティという普遍的な価値観を顧客と共有しながら、世界市場で闘うための競争力強化をトータルに支援する」。――正直、何をしている会社かよくわからなかったけれど、「サステナビリティ」と「国際競争力」という言葉の併存に私が抱いていたグローバル資本主義への違和感を解消する一つの“答え”があるような気がした。

MY STORY

この仕事を選んで
良かった

そんな私が今、取り組んでいるのが、「サステナビリティレポート」や「統合レポート」など企業の情報開示コンテンツの企画・ディレクション業務だ。結論から言うと、「やっぱりこの仕事を選んで良かった」と折に触れて感じている。

企業の情報開示は昨今、会社のいわば通知表である財務情報だけではなく、環境・社会面のサステナビリティに対するビジョンや取り組み、達成目標など、内申書とも言える(のか?)非財務情報を融合したレポーティングが主流になりつつある(これが統合レポート)。その企画にあたっては、当然ながら財務諸表を示すだけでは不十分で、かといって環境・社会面で顧客がアピールしたい情報を加えればいいというものでもない。冷徹に財務情報を分析しつつ、顧客が社会と真に持続的に成長していくための経営者の思い・方針・行動計画・実績・課題などを徹底的に調査・ヒアリングし、個々の要素のつながりや将来に向けた成長ストーリーを考え、法人という「人」が評価されるに値する“血の通ったレポート”にしていく必要がある。その企画のプロセスでは、私が長年、外部のステークホルダー目線で考え続けてきた“企業の在り方”に関する問題意識や知的好奇心が大いに役立っていると思う。

一方で、学生時代は「箱」としかみていなかった企業のことを知れば知るほど、そこで働く人々がいかに多くの汗と涙と創意工夫のなかで生き抜いてきたのかがわかり、深く感銘を抱くようになった。また、欧米企業にはない日本企業の特長、良さも知るにつれ、採用サイトで目にした「世界市場で闘うための競争力強化をトータルに支援する」という文言に改めて共感している。白か黒か、ではなく、今や企業もビジネス的な「成功」を求めつつ、それでも次世代のためにはという「倫理」の間を行き来しながら着実に変化している。思えばかつての自分は偏狭な視野でしか物事を見ていなかった。しかし、繰り返すが、現代の企業はビジネスにおけるグローバルな競争を避けることなく、社会や地球環境とのアウフーベンを求めて進化し続けている。そんな企業の努力をかたちにしたいと思っている。

MY STORY

「ステークホルダー
資本主義」という
時代

2020年のダボス会議では「株主資本主義からステークホルダー資本主義へ」というメッセージが発せられた。企業は利益優先ではなく、社会全体に配慮した責任ある成長をめざすべき――。ずっと関心を寄せてきた企業の在り方というテーマについて、かつての反グローバリゼーション運動の闘争の後、こうした言葉が出てくることには感慨深いものがある。

同時に、「本質を追求する」と宣言し、今の時代を予見していたかのようなメッセージを発していた先輩社員たちの洞察力にも驚かされる。ブレーンセンターの一員として、私なら、次世代の皆さんにどんな「本質」を提示することができるだろうか…。そんなことを考えながら、目の前のお客様と、社内の仲間たちと、あるべきコンテンツを議論する時間はとても充実している。

ANOTHER SIDE

学生時代からの映画好きが高じて、神戸元町にある某ミニシアター(一社)の運営に携わっている。「暗闇の中で日常を忘れて、普段と異なる世界や価値観に出会える。それが映画館の醍醐味だと思います」。現場スタッフ以外はそれぞれ他に仕事をもつメンバーがプロボノ的に運営に関わる組織形態のため、社会人としての経験をいかに映画館運営に役立てるか。「考え続けること」が彼女の人生だ。ちなみに、二度の産休を経た二児の母親でもあり、現在は時短勤務中。「周囲の協力あっての現在に感謝していますが、欲張りなので、なにせ時間が足りない!」。

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